GX620について〜ここ一年間のまとめ的OSX86への感想

各方面でGX620(945チップセット)が販売終了間近で安くなっているようです。
かくいう私もOSX86他でお世話になっています。OSX86をインストールしてみようという方には割とお勧めですが、4モデル有り微妙に異なりますので少し注意が必要です。
DELLの製品サイトを細かく見ればわかることですが、結論から言えば、ミッドタワーが一番お勧めで、次にタワーです。
それぞれ一番大きい、次に大きいタイプですが、メモリスロット4個(最大4GB)、オンボードSATAコネクタが4個(ミッドタワー)、2個(タワー)。タワーは光学ドライブが普通の5インチベイタイプが入ります。スモールファクターになるとノートタイプのドライブしか入らないので選択肢が狭くなる&割高になります。
ハードディスクをたくさん内蔵する時代じゃないと思いますが、いろんな理由で内部に増設できるのは後々便利です。

CPUについては、PentiumD 9xxはきちんと認識してくれます。Core2Duoの945チップセット対応版が使えるかどうかはやってないのでわかりません。いけそうな気がするのですが、D920を使っている自分としては必要性を感じないのでトライしてません。

廉価版でGX520と言うモデルもあります。MBはGX620から各種スロットを取り去ったもので、OSX86からみれば同じものです。
ただ、BIOSをアップデートしてもPentiumDなどに換装すると「こんなCPU知らないよ!」というメッセージを出してBIOSレベルで一時停止します。F1キーを押せば先へ進み、PentiumDでも問題なく使えます。スルーしてくれるのはPentium4、CeleronD。
メモリスロットは2本(最大2GB)、PCI-Ex16スロットはありません(DVIは無理、32bitPCIなら可)。SATAコネクタも1個のみです。
ただ、内蔵するHDは1個まで、メモリも最大2GBでOK、CPUも起動時のメッセージを気にしなければPentiumDも使える。VGAオンボードで十分(24インチ1920x1200可能です)...と言う人にはコストパフォーマンスが良いといえます。
自分もタワーモデルにPATA接続ハードディスクを追加して(物理的には内蔵可)使っています(内蔵HDx2、光学ドライブx1、Pen4)。

OSX86については既述済みですが、Mac mini(945チップセット)にスペックが近いことがGX620/520の選択につながっています。
本格的なデュアルコアCPU時代になりましたが、TDP的にはCore2Duoが魅力的です。
ただ、どうしても今使わなければ...という必要が自分には無いのでVTもあるD920を使っています。

自作にすればSATAコネクタは標準で4個、メモリスロットも4本、945チップセットCore2Duo可...は十分わかっているのですが、DELLBTXケースが気に入りまして、価格も十分安いこともあって自作は卒業しました。そうはいってもDELLのパーツを換装しまくっているので余り自作と変わりないかもしれません(苦笑。

OptiPlex745シリーズがGX620/520の後継らしいとどこかブログで読んで、ちょっと興味が出てきたんですけど965チップセットはどんなものなのでしょうか? もちろんOSX86的にです。
wikiでは成功例が掲載されていましたが、USB接続のDVD-ROMドライブからインストールすること、内蔵SATAドライブはLegacyモードにすること(インストール時だけ?)、など不安にさせてくれる要素満載なので踏み込んで調べていません。

最低あと一年は今のスペックで十分なので、もしOSX86を使い続けるようなことがあればまたその頃のMac miniや廉価版Macと同じチップセットのPCをベースに考えると思います。

ただ、現在のIntelベースMacはPro機以外は一体型でパーツの加除ができません(無理すればできますけどね)。
ここ一年でDELL機のようで、デザインはAppleというMacがリリースされることをかなり期待しています。

ソフトウェアについてはBootCamp絡み以外は動きます(少なくとも自分の使うソフトで)。
iLifeAdobe CS3(もちろん英語版)、VMware FusionParallels(BootCampのWindwosを動かすのは無理だが...)、Intel版をなかなか出さない(出せないの?)マイクロソフトオフィス(PPC版)も動くし(Rosettaだけど)、最近ではマイクロソフトオフィスより軽快に動いてGUIも良いNeoOffice2.1をむしろデフォルトで使うようになってたり、Omniの各種ソフトもOKです。

グラボ
Add2カードを差して、DVI出力でオンボードビデオを使っています。それは24インチ液晶でアナログよりきれいに感じたからです。
しかし、Nvidia7300でもOKだったので、今後は安くなってきたNvidia7300以降のグラボを使うかもしれません。
以前はATIが好きで、Nvidiaはちょっと...でしたが、ことOSX86についてはNvidiaの方が(自分は)好印象です。
つまり簡単にちゃんと動いたと言うことです。

FireWire(IEEE1394)
400Mbpsしか使いませんが、PCIにカードを差して使用中です。
VIAチップは使わないようにしています。Ti、NEC製のチップならメーカー問わず使えるようなので安いものでOKでしょう。
自分のもジャンク同然をゲットしたものです。
iPODFirewire接続)も大丈夫です。

サウンド
オンボードサウンドでOKですが、USB接続で光出力があるものもあります。
DVD作成時に、オールデジタルで...とこだわったときに使います。

FD
オンボードコネクタに接続したFDドライブは認識してくれないようで、OSX86からは使えません。
もちろん、BIOSからブートはしますけど。
OSX86時は、USB接続のFDを使います。

スキャナ
EPSONスキャナが大量にありまして、MACOSX対応ドライバがあるものについては使えます。
GT-7600Uなどを接続してますが、複数ページのPDF化もやってくれるので便利です。
オークションで二束三文で買えるので良い時代になったと言うことでしょうか。
安すぎて出品して買い換える気もおきません。

純正MAC
内蔵ドライブを3.5インチSATAに換装したMac mini(CoreDuo)も使っています。
ただ、どういう訳かGX620(D920)をメインに使ってしまいます。
パフォーマンスはそんなに違いません。HD容量も同じなんですが。
手を掛けた分だけ愛着があるのかもしれません。
ポリタンク型のCore2Duo Macの登場を心から望みます。

サーバー
基本的にBSDですから、Unix的なことはできるんですよね。
実際ちょっとしたWebサーバーとかに使うのは手軽で便利です。
コマンドも使えるし。
でもね、マジで使っていこうとするとFreeBSDや、Linuxの方が遙かにラクです。
しかも、安い(ハードが)。
自分もそうでしたが、MacFreeBSDLinuxを使う大きなきっかけになりました。
Webサーバー+PHPMySQLMacOSX上で遊んでいるうちに最新版のインストールがラクで低スペックでも動くLinuxなどに移行していきました。MACOSXを触らなければ、Linuxを使うことは無かったと思います。
WindowsDOS窓とは似てても全く次元が違う世界ですね。

サーバーとしては、LinuxFreeBSDを使うようになりましたがデスクトップ機としてはMACOSXがMy標準です。VistaやXPも仕事で必要なので使いますが、別に悪くはないと思いますが、いろんな面で遅れているなと時間することが多いです。
IEでサイトチェックに使うだけです。

覚えよう!rsync
マックも実装しているコマンドにrsyncがあります。
これ便利です。MacOSX、OSX86を使っている人で知らない人は是非覚えて使いましょう。
Terminal内で使えるUnix系コマンドは必須事項ではありませんが、覚えた分だけより便利に使うことができます。

自分が使ってきたDELL GX520/GX620/SC430+nVidia/5150(E510)とそれらに近いスペックのPCではOSX86で使うことができますので、チャレンジしている人はがんばってください。
まとまっていませんが、このサイトにはたぶん必要な情報は載っていると思います。
Demonoid.comは会員制サイトです。無料で使えますが、いつでも会員登録ができるわけではありません。確か週末のみ可能だったようです。気長に登録をトライしてみて下さい。
thepiratebay.orgやその他のサイトにも各種情報は流れているようですが、同じものかどうかはわかりません。
ヒントになれば幸いですが、Jas 10.4.8 SSE3 PPF1 PPF2 10.4.9 combo update などのキーワードで探し出して、2007年4月のISOなら大丈夫なんじゃないかなと思います。その辺は自己責任でやってください。

10.4.8(Tiger)についてのOSX86は「完了」感があります。
それだけ一年前の今頃とは隔世の感があります。情報はここ以外にもネット上にありますので自分なりの正解を探してみてください。
Intel派なので、AMD関係の情報はありませんが、このサイトも参考になれば幸いです。
Good luck!