後編−MACアドレスの設定

バイナリパッチのドライバには欠点が一つ、それはMACアドレスがオールゼロになってしまうこと
Hater氏@OSX86projectフォーラム曰く、Apple純正ドライバでは仕様が異なるBCM5751のMACアドレスを読み出すことができず、先へ進めるためにゼロにしているとのこと
IPアドレスを固定にしておけば使用上は困らないが、同じネットワーク上に2台以上同様のマシンがあるとよろしくない
Terminalから
sudo -s
(パスワード入力)
ifconfig en0 ether 00:14:22:xx:yy:zz
MACアドレスは設定できるが、起動の度に手動で行うのは鬱陶しい
そこで、次の方法で起動時に自動的に行ってもらう

MACアドレスは事前にXPや、Knoppix(CD)などで本当の値を控えておこう
wakeonlanで電源オフの状態から起動させるときなどにも必要になる

SetMACをダウンロードする
解凍後、SetMACフォルダを右クリックで「情報を見る」>オーナーを「システム」、グループを「Wheel」とする

Terminalを起動
sudo -s
vi /Users/ユーザー名/Desktop/SetMAC/setmac
MACアドレスを実際の値に編集)
:wq

SetMACフォルダを /System/Library/StartupItems/ へコピー(移動でもよい)
(パスワードを入力することになる)
Terminalから
cd /System/Library/StartupItems/SetMAC
chmod 755 *
reboot(再起動)

起動後、Terminalからifconfigと叩いてen0の後の値がゼロの羅列でなければOK
駄目なときは、SetMACフォルダや中のファイルのパーミッションなどをチェック、変更してみよう

ココまでできれば、固定IPだけでなく、DHCPでサーバーやルーターなどからアドレスを拾ってくることもできるはず